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弥生のスマート取引取込にCSVを取り込む手順

弥生会計のスマート取引取込にCSVを取り込む手順を、画面の順番どおりにまとめました。Shift-JIS・200KB未満などのファイル条件、日付や請求書区分の列の仕様、取り込んだあと[未確定の取引]でやることまで。弥生の公式サポートの記載にもとづいています。

公開

スマート取引取込の[CSVファイル取込]に、日付と金額の列があるCSVを渡せば取り込めます。どの列が何の項目なのかは、取り込むときに画面のプルダウンで割り当てます。先に整えておく必要があるのは、文字コードをShift-JISにすることと、1ファイルを200KB未満に収めることの2点です。

取り込む前に満たす条件#

弥生のサポート情報には、ファイルの条件がこう書かれています。

  • 1行が1件の取引で、どの行も列数が同じ
  • カンマ区切り。項目に半角カンマを含むときは "1,000" のようにダブルクォートで囲む
  • 1ファイルあたり200KB未満
  • Shift-JIS形式で保存。Macのテキストエンコーディングでは「(日本語)Shift-JIS」を選ぶ
弥生会計(スマート取引取込)サポート情報「CSVファイル取込のファイル形式」出典(外部サイト)

ヘッダー行はあっても構いません。その場合は、取り込むときに「データ開始行指定」で取引データ以外の行を外します。

200KBは、摘要の長さ次第で数千行あたりに来ます。超えたら月ごとに分けて取り込めます。

列の仕様#

必須は日付と金額だけ。残りは使う人だけ入れます。

日付#

最大11文字。西暦なら年を4桁で書きます。20220401 2022/04/01 2022.4.1 2022年4月1日 のいずれも読めます。年・月・日を別の列に分けても構いません。

和暦は R 令和 令 から始めます。R040401 R4.4.1 令和4年4月1日 のように書けます。

前年度から翌年度までの期間を外れる取引は取り込めません。古い分をまとめて入れようとして弾かれるのは、たいていこれです。

2桁の年は和暦として読まれます。22/04/01 は2022年ではなく2040年4月1日になります。表計算ソフトが日付を2桁年に整形してしまうことがあるので、書き出したCSVをテキストエディタで開いて確かめてください。

日付は控除の割合も分けます。免税事業者等からの仕入れに係る経過措置は、国税庁のQ&Aで令和5年10月1日から令和8年9月30日までが仕入税額相当額の80%、令和8年10月1日から令和10年9月30日までが70%とされています(2026年10月時点)。期間の境目をまたぐ時期は、日付のずれがそのまま割合のずれになります。

国税庁 消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A 問113・問113-3出典(外部サイト)

入金と出金#

どちらも必須。9桁まで。

入金と出金を別の列にするなら、片方に金額を入れて、もう片方は空欄か0にします。両方が空欄か0の行は削除します。

1つの列にまとめるなら、入金をプラス、出金をマイナスで書きます。この場合も、空欄と0の行は削除します。

摘要#

80文字まで。超えた分は取り込みのときに切られます。取引先名や取引内容を入れます。

軽減税率#

軽減税率の取引に ※ などの記号を付けます。それ以外の取引は空欄にします。

部門#

24文字まで。弥生会計で部門を設定して使っている場合だけ入れます。最新の処理年度に登録された部門名と文字どおり一致していないと、その行は取り込めません。

請求書区分#

空欄なら「指定なし」として取り込まれ、弥生会計の科目設定に従って自動で決まります。記号や文字を入れると「区分記載」として取り込まれます。サポート情報に書かれているのは、この2通りです。

「区分記載」は、受け取った請求書が適格請求書ではない場合に選ぶ区分です。控除の割合(80%、50%など)を自分で選ぶ必要はなく、取引日付と金額から製品側が判定する、と説明されています。

弥生会計 オンライン サポート情報「スマート取引取込の[請求書区分]項目について」出典(外部サイト)

ここで注意したいのは、空欄が「適格」を意味しないことです。空欄は科目設定に従うだけ。適格請求書でない仕入れが混ざっているCSVなら、その行に記号を入れておくほうが確実です。

取り込む手順#

手順

  1. スマート取引取込を起動する [CSVファイル取込]をクリックして、[CSVファイル取込]画面を開きます。

  2. ファイルを指定する ファイル指定エリアをクリックして開くか、エリアにCSVをドラッグします。

  3. 列に項目を割り当てる [1.日付・金額・摘要などの位置を選択してください]の画面で、各列の▼から項目を選びます。選べるのは、日付(年月日)/日付(年・月・日)/金額(入出金)/金額(入金・出金)/部門/摘要/軽減税率/請求書区分です。割り当てが済んだ列には「済み」と表示されます。日付や金額に赤字のメッセージが出たら、選んだ項目とCSVの中身を見直します。

  4. データ開始行を指定する ヘッダー行があるときは、「データ開始行指定」で取引データ以外の行を外します。

  5. 取引手段を設定する 取引手段として使う[勘定科目]と[補助科目]を選びます。

  6. 取り込みを実行する 取り込みイメージを確認して、[取り込みを実行する]をクリックします。

一度割り当てたフォーマットは記憶されます。次回から、同じ形のCSVは項目を選び直さずに取り込めます。毎月同じ形式で書き出すなら、列の割り当ては初回だけの作業です。

弥生会計(スマート取引取込)サポート情報「CSVファイル取込」出典(外部サイト)

取り込んだあとにやること#

取り込みが始まると[未確定の取引]画面が出ます。ここを通すまで、仕訳は弥生会計に入りません。

自動仕訳で科目が決まらなかった取引は、科目が「選択してください」のまま並びます。これは手で選びます。入っている科目が適切でないものも、ここで直します。

直し終えたら、取引にチェックを付けて[選択された取引の操作を行う]から確定します。チェックのない取引は確定されません。[全選択]にチェックを付ければ一括で操作できます。[表示されているすべての取引を確定する]をクリックする方法もあります。取引の登録は1ページごとなので、複数ページにわたるときはページごとに繰り返します。

確定すると弥生会計に仕訳として登録され、その取引は[確定済みの取引]画面に移ります。

仕訳には学習機能があります。同じ取引先が毎月出てくるなら、[仕訳ルール設定]のまとめ仕訳設定や取引追加ルール設定を登録しておくと、次回から科目が入った状態で出てきます。

弥生会計(スマート取引取込)サポート情報「未確定の取引」出典(外部サイト)

「読み込めない行が含まれています」と出たとき#

どこかの項目が上の形式に合っていない、という意味です。次の順に見ると当たりやすいです。

  • 日付の年が2桁になっていないか
  • 入金と出金の両方が空欄か0の行が残っていないか
  • 部門名が最新の処理年度の登録と一致しているか
  • 取引日が前年度から翌年度の範囲に入っているか
  • ファイルが200KB未満で、Shift-JISで保存されているか

それでも通らないときは、ヘッダー行を消す、日付と金額以外の列を消す、ファイルを分ける、の順に切り分けます。列を減らして通れば、消した列のどれかが原因だと分かります。

BizCollectの場合#

受け取った請求書や領収書を撮るか、PDFをアップロードすると、発行元・発行日・支払期日・金額・消費税率・適格請求書発行事業者の登録番号・振込先などを読み取ります。読み取り結果は、保存する前に画面で確認して直せます。

溜まった分は、弥生会計「スマート取引取込」向けのCSVとして書き出せます。登録番号がない証憑と、形式が「T+13桁」になっていない証憑には、控除の区分が自動で付きます。

ただし、判定しているのは番号の有無と形式だけです。適格請求書発行事業者公表サイトへの照会はしていないので、その登録が実際に有効かどうかはご自分で確認してください。

国税庁 適格請求書発行事業者公表サイト出典(外部サイト)

AI-OCRは読み違えます。書き出す前に一覧で日付と金額を見直し、取り込んだあとに[未確定の取引]でもう一度見る。この2か所を通す前提で使ってください。それでも、1件ずつ打ち直す作業は要らなくなります。

無料プランでもAI-OCRを月5枚まで試せます。登録にクレジットカードは要りません。詳しくはBizCollectをご覧ください。

まずは先月分の証憑だけでCSVを1本作り、スマート取引取込に通してみてください。列の割り当ては初回だけなので、2回目からは書き出して渡すだけになります。

法令・制度の記載は 2026年10月15日 時点のものです(次回の見直し目安: 2027-05-01)。実際の 判断は税理士等の専門家にご確認ください。

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